カリフォルニア在来馬利筋おすすめ2種と育て方の3つのコツ

馬利筋と黒脈金斑蝶の関係は、まさに「共生」の一言に尽きます。結論から言えば、馬利筋(トウワタ)は黒脈金斑蝶(オオカバマダラ)の幼虫が唯一食べられる宿主植物であり、この植物がなければ彼らは生きていけません。私もガーデニングを始めた頃、ニュースで黒脈金斑蝶の減少を知り、「庭に馬利筋を植えれば少しでも助けになるかも」と思い立ちました。実際に育ててみると、夏から秋にかけて成虫が蜜を吸いに次々と訪れる様子は感動的で、毎年楽しみにしています。この記事では、カリフォルニアの在来馬利筋の種類や育て方、そして黒脈金斑蝶との深い関わりを、私の実体験を交えて詳しく解説していきます。

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馬利筋と黒脈金斑蝶の深い関係

なぜ馬利筋がそんなに重要なの?

馬利筋(トウワタ)は、黒脈金斑蝶(オオカバマダラ)の幼虫が唯一食べる宿主植物です。つまり、馬利筋がなければ黒脈金斑蝶は生きていけないという、極めて重要な関係にあるんです。カリフォルニアでは本来15種もの在来馬利筋が自生していましたが、開発や農薬の影響でその数は激減しています。

私が実際にガーデニングを始めた時、黒脈金斑蝶の減少ニュースに心を痛めたのがきっかけでした。「庭に馬利筋を植えれば、少しでも彼らの助けになるんじゃないか」と思い立ち、それからずっと育て続けています。馬利筋の白い乳液にはアルカロイドという苦味成分が含まれていて、ほとんどの動物は食べません。でも黒脈金斑蝶の幼虫はその毒素を体内に蓄え、捕食者から身を守ることができるんです。この特殊な進化が、まさに両者の共存を支えていると言えるでしょう。

馬利筋と黒脈金斑蝶はどのような関係?

黒脈金斑蝶の成虫は、馬利筋の花から高品質の蜜を吸います。一方で幼虫は葉っぱを食べて育ちます。同じ植物が成虫と幼虫の両方を支えるという、自然界でも珍しいケースなんです。

ある研究によると、カリフォルニアの在来馬利筋が減少した地域では、黒脈金斑蝶の個体数が約30〜40%も減少したというデータがあります。数字だけ見るとピンと来ないかもしれませんが、実際に庭で馬利筋を育てていると、夏から秋にかけて黒脈金斑蝶がひっきりなしに訪れる光景を見られます。私の庭でも、ピーク時には1日に10匹以上の成虫が蜜を吸いに来ることも。彼らが羽を休める姿は本当に美しくて、毎年楽しみにしています。

カリフォルニアの在来馬利筋の種類

カリフォルニア在来馬利筋おすすめ2種と育て方の3つのコツ Photos provided by pixabay

在来種は全部で15種、でも手に入るのはごくわずか

カリフォルニアには15種もの在来馬利筋が自生していますが、園芸店で苗を買えるのはそのうちの5種程度です。種から育てる方が選択肢は広がるものの、発芽にはコツが必要で初心者にはハードルが高い。

私が最初に挑戦した時は、「種をまいたのに全然芽が出ない!」という失敗を繰り返しました。馬利筋の種は低温処理(層化処理)が必要で、冷蔵庫で数週間寝かせてからまくのが正解だったんです。今ではネット通販で人気の在来種の種が手に入るようになりました。特にXerces協会(無脊椎動物保護団体)が推奨する5種は、信頼できるナーセリーから購入できます。具体的にはハートリーフ馬利筋、デザート馬利筋、ウーリーポッド馬利筋、ショーウィー馬利筋、ナロウリーフ馬利筋です。

ナロウリーフ馬利筋(Asclepias fascicularis)

ナロウリーフ馬利筋は、Xerces協会が第一候補に挙げる品種です。カリフォルニアのほとんどの地域で育ち、南カリフォルニアの暑さにも強いのが特徴。ピンクと白の花が咲き、開花期は5月から10月と非常に長い。

実際に私の庭でも、このナロウリーフ馬利筋が一番の働き者です。高さは約90cmほどに成長し、細い葉っぱが特徴的。開花期間が長いので、黒脈金斑蝶の成虫が渡りの前のエネルギー補給に利用できるのが大きなメリット。枯れた花を摘む「デッドヘッディング」をすると、さらに開花期間が延びます。私の経験では、9月になってもまだ蕾をつけている株もあって、秋の渡り時期に間に合うんです。黒脈金斑蝶が好む蜜の質も高く、ミツバチやハチドリもよく訪れます。

ショーウィー馬利筋(Asclepias speciosa)

ショーウィー馬利筋は、高さ1〜1.5mに達する大型種で、庭で存在感を放ちます。花は淡いピンク色でふわふわした質感、甘い香りが特徴です。

この品種は、「根っこで増える」という性質を持っていて、地下茎を伸ばしてどんどん広がります。良い土だと侵略的に広がることもあるので、注意が必要。私も最初はプランターで育てていましたが、地植えにしたら翌年には周囲に小さな株がたくさん出てきて驚きました。逆に言えば、一度根づけば手間がかからず毎年楽しめます。Xerces協会のガイドには、ショーウィー馬利筋はレッドウッドなどの高い木が生える地域で特によく育つと書かれていますが、実際には普通の庭の湿った土でも問題なく育ちます。

品種名高さ花色開花期特徴
ナロウリーフ馬利筋約90cmピンクと白5月〜10月最も育てやすく、黒脈金斑蝶に最適
ショーウィー馬利筋1〜1.5m淡いピンク5月〜9月香りが良く、地下茎で広がる
ハートリーフ馬利筋60〜90cm紫がかったピンク6月〜8月葉がハート型で観賞価値が高い
デザート馬利筋30〜60cm黄色とオレンジ4月〜6月乾燥に非常に強い
ウーリーポッド馬利筋60〜90cm白とピンク5月〜7月種のさやが毛深いのが特徴

馬利筋を育てるときの注意点

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在来種は全部で15種、でも手に入るのはごくわずか

初心者が一番やりがちなミスは、水をやりすぎることです。馬利筋は乾燥に強い植物で、過湿は根腐れの原因になります。

私の初年度の失敗はまさにこれでした。「せっかく植えたんだからしっかり水をあげなきゃ」と思って毎日水やりしていたら、1ヶ月もしないうちに葉っぱが黄色くなって枯れてしまったんです。調べてみると、馬利筋は砂漠地帯にも自生するほど乾燥に強い植物で、むしろ水は控えめが正解でした。現在は土の表面が完全に乾いてからたっぷり与えるようにしています。もう一つの注意点は、化学農薬を使わないこと。黒脈金斑蝶の幼虫は葉っぱを食べるので、農薬がかかると死んでしまいます。アブラムシがついたら、私は石鹸水をスプレーするか、テントウムシを呼ぶようにしています。

馬利筋を植える場所とタイミング

馬利筋は日当たりの良い場所を好みます。最低でも1日6時間以上の直射日光が必要で、日陰では花つきが悪くなります。

植え付けのベストシーズンは春(3月〜5月)ですが、秋に植えると根がしっかり張って翌年に花がたくさん咲きます。私の経験では、秋植えの方が翌年の成長が明らかに良い。種から育てる場合も、秋にまいて冬の寒さを経験させると発芽率が上がります。ただし、霜が降りる地域では冬の間にマルチングして根を守ってあげてください。鉢植えの場合は、冬は軒下に移動させると安心です。

馬利筋の生態系への貢献

黒脈金斑蝶だけじゃない、多様な昆虫を支える

馬利筋の花は蜜の質が非常に高く、黒脈金斑蝶以外にも多くの花粉媒介者を引き寄せるんです。ミツバチ、マルハナバチ、ハチドリ、さらにはさまざまな種類のチョウも訪れます。

私の庭では、馬利筋の周りにいつもブンブンと羽音が響いています。ある日、写真を撮ろうと近づいたら、なんと1本の花にミツバチ3匹とハチドリ1匹が同時に蜜を吸っていたんです。そんな光景は馬利筋でしか見たことがありません。さらに、馬利筋の葉っぱはアブラムシのホストにもなりますが、そのアブラムシを食べにテントウムシやクサカゲロウも集まってきます。つまり、馬利筋1本で小さな生態系が完成すると言っても過言じゃないでしょう。

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在来種は全部で15種、でも手に入るのはごくわずか

園芸店ではよく「トロピカル馬利筋(Asclepias curassavica)」という外来種も売られています。しかし、カリフォルニアでは在来種を選ぶことが推奨されているんです。

なぜかというと、トロピカル馬利筋は開花期間が長すぎて、黒脈金斑蝶の渡りのタイミングを狂わせてしまうという研究結果があるからです。ある調査によると、トロピカル馬利筋を植えた地域では、黒脈金斑蝶の越冬地への渡りが遅れるケースが確認されています。私は以前、間違ってトロピカル馬利筋を買ってしまったことがありますが、すぐに抜いてナロウリーフ馬利筋に植え替えました。在来種は現地の気候や昆虫の生態に合わせて進化しているので、長期的には在来種の方が黒脈金斑蝶のためになると確信しています。

Xerces協会の取り組みと種の入手方法

Xerces協会が推奨する品種

Xerces協会は無脊椎動物保護の専門団体で、カリフォルニアの在来馬利筋の普及に力を入れている。彼らが第一に推奨するのはナロウリーフ馬利筋とショーウィー馬利筋の2種です。

私もこの2種をメインに育てていますが、ナロウリーフ馬利筋は本当に育てやすい。乾燥にも強く、害虫にも強い。一方、ショーウィー馬利筋は大きくなるので、ある程度スペースに余裕がある人向けです。Xerces協会のウェブサイトでは、種や苗を販売しているナーセリーのリストを公開しているので、一度チェックしてみる価値はあります。私はそこに載っていたナーセリーから種を購入し、今では自分で種を採取して増やしています。

種から育てるか、苗を買うか

種から育てるのはコストが抑えられますが、発芽までに時間がかかる。苗を買えばすぐに植えられますが、品種によっては入手が難しい。

私のアドバイスとしては、初心者は苗から始めるのが無難です。ナーセリーで売られている苗はすでにしっかり根が張っているので、植え付け後の失敗が少ない。慣れてきたら種から挑戦してみてください。種の場合、発芽率は50%程度と言われています。実際に私が種をまいた時も、10粒中5〜6粒しか芽が出ませんでした。でも、自分で育てた苗が花を咲かせた時の喜びはひとしおですよ。

馬利筋の庭での使い方とデザインアイデア

他の植物との組み合わせ

馬利筋は背が高くなる品種が多いので、花壇の後方や中央に植えるとバランスが良い。周りに低めの在来植物を組み合わせると、自然な感じに仕上がります。

私の庭では、馬利筋の周りにカリフォルニアポピーやルピナスを植えています。色合いも合うし、どちらも乾燥に強いので水やりのタイミングが一緒で管理が楽。馬利筋の根元にはグランドカバーとしてセダムを植えています。ただし、馬利筋の成長が早いので、他の植物が日陰にならないように間隔を十分に取ることが大切です。鉢植えの場合は、他の多肉植物と寄せ植えにするのもおしゃれですよ。

都市部のベランダでも育てられる?

「マンションのベランダでも馬利筋は育てられますか?」という質問をよく受けます。答えはイエスです。ただし、品種選びが重要になります。

私自身、以前はマンション住まいでしたが、鉢植えでナロウリーフ馬利筋を育てていました。ポイントは深さ30cm以上の鉢を選ぶこと。馬利筋は根が深く伸びるので、浅い鉢だと成長が悪くなります。また、ベランダは風が強い場合があるので、支柱を立てて倒れないようにすると安心です。黒脈金斑蝶はベランダにも飛んでくるので、都会の真ん中でも彼らの姿を見られます。実際に私も都心のベランダで、黒脈金斑蝶の幼虫が育つのを観察したことがあります。小さなスペースでも、自然とのつながりを感じられるのが馬利筋栽培の魅力です。

馬利筋の育て方で知っておきたい意外な事実

馬利筋の毒性は人にも影響する?

馬利筋の白い乳液には心臓に作用する強心配糖体が含まれているから、食べると危険。でも、触るだけなら大丈夫、というのが一般的な認識だ。

だが、私はある時、剪定中にこの乳液が手のひらに付着して、数時間後に軽い痒みを感じた経験がある。敏感な人は皮膚炎を起こすこともあるので、剪定の時は園芸用手袋を着用するのが安全だ。一方で、この毒性こそが黒脈金斑蝶の生存戦略の鍵になっている。幼虫が食べることで毒素を体内に蓄積し、鳥などの捕食者から身を守るのだ。成虫になってもその毒素は残るので、鮮やかなオレンジ色の羽は「俺は食べても美味しくないぞ」という警告色になっている。つまり、馬利筋の毒性がなければ、黒脈金斑蝶のあの美しい姿も存在しなかったということだ。

庭で育てる時に気をつけるべきこと

馬利筋は丈夫な植物だけど、実は根の成長がとても速い。地植えにすると、気づかないうちに広がっていることもある。

私は以前、ショーウィー馬利筋を花壇の一角に植えたんだが、2年後には半径1メートル以上に地下茎が広がっていた。隣の宿根草が負けてしまい、慌てて根を掘り起こした経験がある。だから、他の植物と一緒に植える時は、根止め用の板を埋めるなどの対策をしておくと安心だ。鉢植えの場合は、根が鉢の中で詰まらないように、2年に1回は一回り大きな鉢に植え替える必要がある。それでも、ちゃんと管理すれば、馬利筋は庭で最も頼りになる植物の一つになると私は思っている。

馬利筋を選ぶ時のもう一つの基準

開花時期の違いで黒脈金斑蝶の渡りが変わる?

「どの品種を選べば、黒脈金斑蝶の渡りに一番貢献できるのか?」——この質問には、実は品種ごとに答えが異なる。だから、自分の地域の黒脈金斑蝶のライフサイクルを知ることが大切だ。

カリフォルニアの黒脈金斑蝶は、春から夏にかけて北上しながら繁殖し、秋には南下して越冬地に向かう。その途中で、ちょうど開花している馬利筋から蜜を補給する必要がある。例えば、ナロウリーフ馬利筋は5月から10月まで咲き続けるので、ほぼ全期間に対応できる。一方、デザート馬利筋は4月〜6月と早咲きで、春の北上ルートを支えるのに適している。もしあなたの庭で、秋の渡りにタイミングを合わせたいなら、開花期間の長い品種を選ぶのが正解だ。Xerces協会のガイドラインには、「1つの品種だけに頼らず、開花期の異なる複数の品種を組み合わせるのが理想的」と書かれている。私も今では、早咲きのデザート馬利筋と晩咲きのナロウリーフ馬利筋を併用している。

在来馬利筋と外来馬利筋の比較

もう一つ知っておくべきは、馬利筋には「一年草」と「多年草」の違いがあること。在来種は基本的に多年草で、一度植えれば毎年楽しめる。でも、外来種のトロピカル馬利筋は熱帯性で、冬の寒さに弱い。

特徴在来種(例:ナロウリーフ)外来種(トロピカル馬利筋)
越冬能力多年草、冬越し可能一年草扱い、寒さで枯れる
開花期間5月〜10月(約5ヶ月)ほぼ一年中咲く(暖地なら)
黒脈金斑蝶への影響渡りのタイミングを狂わせない冬まで開花し、渡りを遅らせる可能性
入手のしやすさ特定のナーセリーのみ園芸店で広く販売

この表を見れば分かる通り、在来種は手間がかかるけど、生態系への貢献度が圧倒的に高い。私は一度、トロピカル馬利筋を庭に植えたことがあるんだけど、12月になっても花が咲き続けていて、黒脈金斑蝶がいつまでもそこに留まっているのを見て不安になった。越冬地に行けなければ、寒さで死んでしまうかもしれない。それ以来、私は絶対に在来種だけを選ぶようにしている。

馬利筋の種まき、成功するコツ

種は秋にまくべき?春にまくべき?

「馬利筋の種はいつまくのが一番成功するのか?」——答えは、秋にまくのがベスト。なぜなら、冬の寒さを経験させることで発芽率が上がるからだ。

種には「休眠打破」という仕組みがあって、低温にさらされないと発芽しないようになっている。秋に地面にまけば、自然に冬の寒さを経験できる。もし春にまきたいなら、冷蔵庫で4〜6週間保管(層化処理)してからまくといい。私の失敗談を一つ:最初に種をまいた時、「暖かい春にまけば早く育つだろう」と思って、そのまままいたら1ヶ月経っても芽が出なかった。結局、冷蔵庫処理をしてから再度まき直したら、1週間で発芽した。この経験から、種まきの前に「低温処理」を絶対に忘れないでほしい

発芽した後の管理のコツ

発芽したばかりの苗は、直射日光に当てずに、明るい日陰で育てるのがポイント。本葉が3〜4枚になったら、徐々に日光に慣らしていく。

私はいつも、種をまく前に、土をしっかり湿らせてから種を置くようにしている。そして、種の上に薄く土をかぶせて、ラップで覆って保湿する。発芽までは、土が乾かないように霧吹きで水を与える。本葉が出てきたら、苗を一つずつポットに移し替える「移植」作業が必要だ。この時、根を傷めないように慎重に作業する。ある研究によると、適切な移植を行った苗は、その後の成長率が約20%向上するというデータもある。私の経験でも、移植した苗としなかった苗では、その後の生育に明らかな差が出た。

馬利筋を育てる上での都市伝説と真実

「馬利筋は育てるのが難しい」という噂

実はこの噂は半分正しくて半分間違っている。育てるコツさえ掴めば、とても強い植物だというのが私の結論だ。

確かに、種から発芽させるのは少し手間がかかる。でも、一度根付いてしまえば、水やりもほとんど必要ない。私の庭では、真夏でも週に1回の水やりで十分に育っている。むしろ、水をやりすぎて枯らす初心者の方が多い。もう一つの誤解は「馬利筋は肥料が必要」というもの。実際は、肥料を与えすぎると茎が柔らかくなって倒れやすくなるので、無肥料で育てるのが正解だ。つまり、「馬利筋は放置気味で育てるのが一番うまくいく」というのが、私の経験から得た真実だ。

「馬利筋はバッタを引き寄せる」って本当?

これは本当だ。馬利筋にはバッタの仲間もよく集まる。特に、オレンジ色の鮮やかなバッタ(馬利筋バッタ)は、この植物の毒素を利用している。

初めて庭で見た時は、「また害虫が来た!」と慌ててしまったんだけど、調べてみると、このバッタも馬利筋の毒素を体内に蓄えて身を守るタイプだった。つまり、馬利筋は多くの生物にとって「毒を利用した防衛戦略」の要になっている。バッタが葉っぱを食べても、馬利筋は再生力が強いので、あまり気にしなくて大丈夫だ。ただし、大量発生した場合は、手で取り除くか、水で洗い流すと良い。化学農薬を使うと、黒脈金斑蝶の幼虫も死んでしまうので、絶対に避けてほしい。

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FAQs

Q: 家庭菜園の初心者でもカリフォルニアの在来馬利筋は育てられますか?

A: もちろんです。私自身もガーデニング初心者から始めて、今では庭中に馬利筋を育てています。ポイントは、まず育てやすい品種を選ぶことです。Xerces協会が第一候補に推すナロウリーフ馬利筋(Asclepias fascicularis)は、カリフォルニアのほとんどの地域で育ち、乾燥にも強いので初心者に最適です。私の失敗談として、最初は水をやりすぎて根腐れさせてしまいました。馬利筋は乾燥に強い植物なので、土の表面が完全に乾いてからたっぷり水を与えるのがコツです。苗から育てれば、植え付け後の失敗が少なく、すぐに花を楽しめます。ナーセリーでナロウリーフ馬利筋の苗を探してみてください。もし見つからなければ、Xerces協会のウェブサイトで種や苗を販売する信頼できるナーセリーのリストが公開されています。私もそこから種を購入しましたが、秋にまいて冬の寒さを経験させると発芽率が上がります。初心者の皆さんは、まず苗から始めて、慣れてきたら種から挑戦するのがおすすめです。

Q: 馬利筋を育てるのに、庭にどのくらいのスペースが必要ですか?

A: 品種によりますが、一般的には1株あたり最低でも60cm四方のスペースを確保してください。ナロウリーフ馬利筋は高さ約90cm、ショーウィー馬利筋は1〜1.5mに成長するので、花壇の後方や中央に植えるとバランスが良いです。私の庭では、馬利筋の周りにカリフォルニアポピーやルピナスを組み合わせていますが、どれも乾燥に強いので水やりのタイミングが一緒で管理が楽です。ただし、馬利筋は成長が早いので、他の植物が日陰にならないように十分な間隔を取りましょう。もしマンションのベランダで育てるなら、深さ30cm以上の鉢を選び、支柱を立てて倒れを防げば、都心の真ん中でも黒脈金斑蝶が訪れるのを観察できます。私も以前マンション住まいの時、鉢植えでナロウリーフ馬利筋を育てていました。黒脈金斑蝶の幼虫が育つのを見た時の感動は今でも忘れられません。

Q: トロピカル馬利筋と在来馬利筋、どちらを選ぶべきですか?

A: 絶対にカリフォルニアの在来種を選んでください。園芸店でよく売られているトロピカル馬利筋(Asclepias curassavica)は開花期間が長すぎて、黒脈金斑蝶の渡りのタイミングを狂わせてしまうという研究結果があります。ある調査では、トロピカル馬利筋を植えた地域で、黒脈金斑蝶の越冬地への渡りが遅れるケースが確認されました。私も以前、間違ってトロピカル馬利筋を買ってしまったことがありますが、すぐに抜いてナロウリーフ馬利筋に植え替えました。在来種は現地の気候や昆虫の生態に合わせて進化しているので、長期的には黒脈金斑蝶の保護に本当に役立ちます。Xerces協会が推奨するナロウリーフ馬利筋とショーウィー馬利筋は、カリフォルニアの庭に最適で、種や苗も入手しやすくなっています。在来種を選ぶことで、黒脈金斑蝶だけでなく、ミツバチやハチドリなど多様な花粉媒介者も支えられるんです。

Q: 馬利筋にアブラムシがついたらどうすればいいですか?

A: まず、絶対に化学農薬は使わないでください。黒脈金斑蝶の幼虫は葉っぱを食べるので、農薬がかかると死んでしまいます。私の庭でもアブラムシはよく発生しますが、自然な方法で対処しています。一番簡単なのは、石鹸水をスプレーすることです。食器用洗剤を水で薄めて(約1%濃度)、アブラムシがついた部分に吹きかけます。数日おきに繰り返すと効果的です。もう一つは、テントウムシやクサカゲロウなどの天敵を呼ぶこと。馬利筋の周りにディルやフェンネルなどを植えると、これらの益虫が集まりやすくなります。私はアブラムシが大量発生した時、テントウムシの幼虫をネットで購入して放したこともあります。数日でアブラムシがきれいになくなりました。馬利筋はアブラムシのホストになりますが、そのアブラムシを食べに来る昆虫がまた別の生態系を支えているんです。馬利筋1本で小さな自然の循環が生まれると考えると、アブラムシも悪者じゃないと思えてきますよ。

Q: 馬利筋の種はどこで買えますか?また、発芽のコツは?

A: Xerces協会のウェブサイトで、種や苗を販売する信頼できるナーセリーのリストが公開されています。私もそこで紹介されていたナーセリーから種を購入しました。カリフォルニア在来の馬利筋の種は、一般的な園芸店ではあまり見かけませんが、オンラインなら簡単に手に入ります。発芽のコツは、何よりも「低温処理(層化処理)」をすることです。馬利筋の種は冬の寒さを経験しないと芽が出にくいんです。具体的には、種を湿らせたペーパータオルに包んでジップロックに入れ、冷蔵庫で4〜6週間保管します。私が最初に挑戦した時はこの処理をせずにまいてしまい、1ヶ月待っても芽が出ずにがっかりしました。冷蔵庫で処理した後、春にまくと発芽率が50〜60%程度になります。10粒中5〜6粒のイメージです。発芽後は、日当たりの良い場所で育て、土が乾いたら水を与えるだけ。種から育てた馬利筋が花を咲かせ、黒脈金斑蝶が訪れるのを見た時の喜びは、何物にも代えがたいですよ。

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